【丹沢】塔ノ岳・丹沢山縦走登山
2023年1月31日
神奈川県の塔ノ岳と丹沢山を登山してきました。この二つは丹沢山塊に聳える二つの山で超弩級の有名どころになります。スクールカーストで例えるなら関東のあらゆる山の中でも陽キャ中の陽キャです。
塔ノ岳と丹沢山は丹沢主脈縦走の一部を担っており蛭ヶ岳を経て焼山と繋ぐルートのことを一般的に主脈ルートと言われております。
またかなり体力の要るコースだと檜洞丸と繋ぐルートがあります。私は以前このルート日帰りで決行したのですが、朝の8時に登山を開始して、夜の8時に大倉からのバスに乗るという、もう絶対にこのルートでの日帰りはやめようと思った過去があります。
今回は、塔ノ岳と丹沢山のみのピストンルート。丹沢主脈や檜洞丸ルートよりは難しくないですが、塔ノ岳までは通称「バカ尾根」と呼ばれる中々きつい登りが待っています。結構大変ですが行ってきました。
塔ノ岳・丹沢山にした理由
私ながらですが最近YAMAPという登山SNSを始めました。それに百名山バッジなるものがあり、ログ起動しながら百名山を登るとその山が行ったことになります。
前回、丹沢山を登った時は2014年でYAMAPはおろか山と高原地図のアプリすら利用していなかったので記録として残っていません。そのため今回登り記録を残そうと思っていました。
また丹沢は6月ぐらいから9月ぐらいにかけて蛭が大量に発生します。それを避けるためにも冬はベストシーズンです。この冬に登っておきたいという思いがありました。
山行ルート
今回は15時に小田原で用事があったのでそれまでに下山することが目標です。
登山記録
渋沢駅から大倉を経て塔ノ岳へ
今回は15時から用事があったので始発の6時48分発の大倉行きバスに乗りました。平日にも関わらず、バスには7、8人の乗客がいました。大倉といえば丹沢への玄関口で、塔ノ岳以外にも鍋割山や三ノ塔等様々な山へアクセスできますが、平日のこんな朝の早い時間に、丹沢の山を登る人がここまでいるとは思いませんでした。流石は陽キャ揃いの山。人気者ですね。
大倉には7時過ぎに着きました。
身支度を整え塔ノ岳方面へ向かいます。
最初の10分ぐらいはロードを進みます。私ロードは基本的にジョギングです。なので5分ぐらいで登山口に着きました。ただ上り坂だったため少し息が上がっております。
さあここからがスタートです。まずは堀山の家まで休憩なしで目指します。この堀山の家までに茶屋を三つも通過するのですが、トイレがあったりもするので、チェックポイントにしたり休憩ポイントにするのにも有効です。塔ノ岳が人気なのはこういう休憩スポットやトイレが整備されているところもあるのではないでしょうか。あとはなんといっても登りやすい整備された登山道です。とても明瞭で道迷いも少なく進むことができます。
今回もこのように整備された登山道を進んでいきます。
観音茶屋に着きました。営業している時は牛乳プリン等も販売している休憩ポイントです。
観音茶屋をスルーして進むと、大観望との分岐がきました。今回は大観望方面には行かないルートで行くことにします。
大観望方面との合流地点です。ここにも休憩できるような、ウッドデッキにも似たベンチがあります。これは丹沢山塊によくあるベンチで蛭対策のためらしいです。
見晴らし茶屋に着きました。ここも特に気にせずスルーします。
見晴らし茶屋のトイレです。
見晴らし茶屋からの展望。
ここから段々とバカ尾根らしくなってきます。そうです。徐々に急登になってくるのです。
ここを乗り切ると、駒止茶屋です。ここで休憩している方もちらほらいました。
ここも颯爽と通り過ぎました。ここからはやや緩やかな道もありつつ急登もあります。富士山も見えてきました。富士山って見えるだけでテンションが上がりますよね。
そんなこんなしているうちに、8時15分ごろ堀山の家まで着きました。この山荘?茶屋?からは既にスタッフさんたちの声がしており朝早くから営業していることが窺えます。
少しだけ休憩し、花立山荘に向かいます。
ここからは急登が続きます。富士山も今のところ大丈夫です。
8時47分花立山荘に着きました。ここでまさかの富士山の山頂から中腹にかけて雲で隠れてきました。塔ノ岳山頂で富士山ドーンを見たかったので残念です。
しかもここからは、更に急登でバカ尾根本番。頑張れる活力を失いかけています。ただ丹沢山まで行かなければいけないので、まあ登りますが。
ここから金冷しの分岐まではほぼ登りです。バカ尾根真っ只中ということですね。
金冷しにつきました。金冷しからは少し道が凍結しているところもありますので、気をつけて進みます。
ちなみにですが、金冷しは塔ノ岳と鍋割山の分岐にもなります。もちろん私は塔ノ岳方面へ。
金冷しまでくればもうすぐです。
最後の階段を上り塔ノ岳に着きました。
時刻は9時10分です。
そしてなんと富士山頂までなんとか顔を出してくれました。
尊仏山荘です。ここもいつかは泊まってみたいですね。
ここで、朝ごはん代わりにカップ麺とプリングルスを食べて丹沢山へ出発です。
塔ノ岳〜丹沢山
ここから丹沢山までは尾根道を歩きます。遮るものがなく景色も最高です。若干のアップダウンの繰り返しもありますがそこまで大変ではありません。
塔ノ岳までで帰るハイカーが多いですが、是非とも丹沢山まで足を伸ばすことをおすすめします。
竜ヶ馬場です。休憩できるベンチも複数あり景色も最高です。この日はまだ誰もおりませんでした。
このルートは気持ちよくあっという間に残り100mまできました。
さあ、遂に丹沢山です。
みやま山荘が目の前にあります。この山小屋はご飯が美味しいとの評判で、いつかは宿泊したいと思っています。丹沢山には10時30分に着きました。
日本百名山の標識も写真に収めました。かなり色褪せていますね。
こちらは山頂のお地蔵さんと富士山の写真です。
ちなみに山頂はこのような感じです。
ここから、下山ルートは同じなため割愛します。
なお、大倉に着いたのは13時16分で、15時に小田原駅は余裕で間に合いました。
こうして、久しぶりの塔ノ岳・丹沢山は大変満足した山行となりました。丹沢の山は景色が変わっていく様が魅力で高揚感を掻き立てられます。また山頂の景色も素晴らしいところが多いため、再度訪れたいと思わせてくれるのも人気の所以なのでしょう。他にも登山道は整備されていて、トイレや休憩スポットも多くあるので老若男女問わずおすすめできるのが丹沢の山ですね。