30代怠け者の登山とカレー記録

登山とカレーが好きです。また登山後の温泉やご飯など、そういうちょっとした贅沢も好きです。

【伊豆・熱海】想定外の白銀世界 岩戸山・日金山十国峠縦走

2022年2月15日

静岡県熱海市にある岩戸山・日金山・十国峠を縦走してきました。熱海には温泉旅行で毎年と言っていいほど訪れていますが、登山では初めてです。海のイメージが強いですが実は山も豊富にあるんですね。

今回登る岩戸山の登山口は伊豆山神社のハイキングコースから繋がっています。また日金山十国峠来宮駅から登ることが可能です。今回は熱海駅からスタートし伊豆山神社来宮神社を繋ぐ熱海満喫ルートとしました。あわよくば富士山が見えることを期待しています。

 

伊豆山神社というと源頼朝が崇拝した三つの神社のうちの一つで北条政子と結ばれたのもこの神社なんだとか。

またこの神社では「強運守り」というお守りが有名らしく是非ともそのお守りをいただきたいなと思っています。

今回この山を登る理由

まずは熱海というと気候的に温暖なイメージがあります。かつ熱海の山は低山でシーズン的には冬がベスト。またこの登山前週は関東地方に雪が降り、丹沢や奥多摩は積雪されておりましたが、熱海はそこまで積雪されていないだろうという甘い考えで今回候補に上がりました。

また伊豆山神社は兼ねてより興味があり一度は参拝してみたいなとは思っていました。(来宮神社はすでに何度か訪れています)

ついでにカレー屋にも寄りたいところがあるので、それも熱海にした理由の一つです。

 

山行ルート

熱海駅伊豆山神社→岩戸山

岩戸山→日金山東光寺→十国峠

十石峠→日金山東光寺→来宮神社→宝亭→熱海駅

 

登山記録

熱海駅から伊豆山神社を経て岩戸山へ

今回は熱海駅からスタートです。もちろん熱海駅までは鈍行列車です。小田原から熱海までの東海道線は朝8時過ぎでしたが意外にも満席でした。通勤の人たちはそこまでいなさそうだったのですが、ほとんどの人たちは湯河原で降りていました。

幕山の梅まつりに行ったのですかね。

そんなこんなで熱海に到着。これから伊豆山神社に向かいます。伊豆山神社の参道は熱海の「走り湯」というところから837段の階段を登るルートがあります。しかし私はそれを知らなかったので、一般道を2、30分えっちらほっちら歩いて行きました。

伊豆山神社に着きました。

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御朱印と強運守護のステッカーをいただき、本宮まで行きます。本宮までのルートはハイキングコースとなっていて、整備はされているものの山道のようなコースでした。

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白山神社に着きました。

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参拝し、次は結明社に向かいます。この辺りからまさかの霰が降ってきました。先を急ぐことに。そして結明社に着きました。

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結明社に着くと本宮まではすぐそこです。一気に登りきります。

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YAMAPの地図だと、この本宮から岩戸山までのコースが繋がっているようになっているのですが通行止めになっています。

霰も降ってきたし今回はもう帰ろうかなと思い、結明社まで戻ると岩戸山への分岐がまさかのここにありました。

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そんなこんなで岩戸山方面に進みます。しばらく上り坂のロード歩きになり、伊豆山地区の住宅やら別荘地を進んでいくと名だたる企業の研修施設やら保養所が出てきました。


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最後に伊藤忠の健保施設が現れ、道なりに真っ直ぐ進むと、ここから車は通行止めです。私は徒歩なのでここも歩いて進みます。すると岩戸山登山口に着きました。

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何やら想定外の光景が広がっています。

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この登山口からかなり雪が積もっていて、白銀の世界が広がっていました。

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冒頭にも書いたように熱海というと温暖な気候のイメージ。雪が降ったとしてもここまでの積雪はないだろうなと想像していましたが、10センチ以上は積もっていたかと思います。これが熱海ですよ。信じられますか。

最初はテンションが上がりルンルンで進んでいました。


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が、コースの側面に生えている薮に雪が積もり、それらが雪の重さに耐えきれず、そり曲がりコースを阻んでいます。

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まさかの冬シーズンで藪漕ぎするとは思いませんでした。しかも雪付の藪を。

藪漕ぎを繰り返し、なんとか岩戸山山頂に着きました。とりあえず、コーヒー飲もう。

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山頂もご覧の通り積雪してますね。

180度の眺望があり、駿河湾や熱海の街が一望できます。

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岩戸山から日金山及び十国峠

何分か休憩しましたので日金山方面へ。

いきなり雪がのしかかった藪漕ぎスタートなので、進もうか迷いましたが戻るにしても藪漕ぎが待っているので進むことにしました。


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本当に藪漕ぎには辟易しました。グレートトラバースで田中陽希がどこかの冬山登山中に藪漕ぎにイライラしていましたが、その気持ちが少しわかった気がします。

来宮方面との分岐に来ました。何度も言いますがここは熱海ですよ。

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日金山方面に進みます。

ここからは藪漕ぎはかなり少なくなりました。湯河原との分岐です。

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橋を渡り進んで行くと、日金山頂上の文字が。

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どうやら東光寺を日金山と指すらしいですね。

東光寺にも雪が積もっており、趣があります。

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ここからは十国峠へ向かいます。晴れていれば富士山ドーンが見れます。ただこの天気では全く期待できません。進んで行くと姫の沢公園に着きます。色々とアスレチックがあるそうですが、この雪のため誰一人観光客はいませんでした。


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ここから十国峠はもうすぐです。

さあ富士山ドーンは見れるか。

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残念ながら予想通り全く見えませんでした。ちなみに十国峠は昔の日本の十の国を見えたから十国峠と言うらしいですよ。

 

十国峠から来宮神社

富士山が見れなかったので、ここは今度湯河原方面と繋げてリベンジすることにします。

それとこの時、スマホの電池残量が15%でモバイルバッテリーともうまく接続できずかなり焦っていました。早く下山しようと思い、先ほどの来宮方面の分岐まで猛然と下ります。分岐までくると残り少ないバッテリーでなんとか写真を撮ります。


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どんどん下って行くと、東屋があったのでそこで再度モバイルバッテリーとの接続を試みました。充電が開始されています。いやー本当に安心しました。これで万全の体制で来宮神社まで行けますね。

ほとんど雪がなくなって来ました。そして日金山登山口はもう雪がありません。


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さあ来宮神社まで向かいます。ここからは20分から30分ぐらいですかね。

バブルの産物(おそらく)等を横目に見ながら道なりに進みます。

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ついに来宮神社に着きました。平日にも関わらず観光客で賑わっていますね。

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参拝してから大楠を一周。しかし大楠立派ですね。神聖な雰囲気を醸し出しているような気がします。

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無事、来宮神社も参拝できたので遅めのランチを食べに行きましょう。来宮駅の南側に商店街が広がっているのでそちら方面へ。

ランチは宝亭。宝亭の記録はこちらをご覧ください。

 

chelseayama.hatenablog.com

 

ランチも終わり、熱海駅へと歩いて向かいました。熱海駅までの記録は特に登山要素がないので割愛します。(すみません、本当は写真を全く撮らなかったためです)

 

こうして、熱海満喫低山縦走は無事終えることができました。しかし熱海の山々がここまで雪が積もっているとは思っておらず、しっかりと情報収集することが改めて必要だと思わされました。特に冬山は低山であろうがなかろうが、天候やそのほか情報収集は入念に行いましょう。

次回、熱海の山を登る際は、富士山が見えそうな日を狙い湯河原と繋げて行けたらと思います。


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