【藤野15名山】峰山登山
2022年2月5日土曜日
神奈川県相模原市(旧藤野町)に位置する、峰山を登ってきました。
最寄駅は中央線の藤野駅です。藤野というと市町村で言うと藤野町という印象が強いですが、平成の大合併で相模原市と合併し、今では政令指定都市の仲間入りとなっております。
また藤野は、今まで多くの芸術家が移住していたり、パーマカルチャー養成学校やシュタイナー教育を実践している学校があったりと独自のカルチャー発展させている街でもあります。
そんな藤野には、自治体と藤野山岳会により選定された15個の山が藤野15名山になり、その中に峰山が含まれております。一番知名度の高い山は陣馬山ですかね。
このようにハイキングコースがいくつもあり、実はハイカーたちには人気のエリアなのです。
藤野15名山 峰山登山(百笑の台所・藤野やまなみ温泉)
峰山登山にした理由
①朝をゆっくりしたかったから
②下山後を充実させたいから
まず①についてですが、山屋の朝は早いです。ですが私事で恐縮ですが、最近の仕事に疲労が溜まっており、山は登りたいけど朝をゆっくりしたいなあと思っていました。そうすると住んでいるエリア的には中央線沿線のエリアに絞られます。
次に②についてですが、最近の私のテーマでもあります。その中でも私としては食と温泉は二大テーマとしています。食は「その地場の名産・地産地消や美味しいごはん屋さんで食事をすること」、温泉は「身体を癒し、心身ともに温まること」この二つを充実させたいと思っています。中央線沿線には『藤野やまなみ温泉』があります。源泉掛け流し湯で泉質もすこぶる評判が良いので、ずっと行ってみたいと思っておりました。HPを覗くと2022年6月ごろから改修工事が始まるらしく工事期間中は休業になるとのことです。休業前に訪れなくては。休業については詳しくはHPを参照してください。
さて、①と②より藤野の峰山がベストマッチしそうなので峰山を登ることにしました。
コース
コースは以下の通りです。
最寄駅→藤野駅
藤野駅10時40分発→やまなみ温泉バス停
やまなみ温泉バス停→峰山
峰山→百笑の台所→やまなみ温泉
登山記録
藤野駅〜峰山
今回はやまなみ温泉行き10時40分発のバスに乗ればよかったので、かなりゆっくりめのスタートです。やまなみ温泉バス停には11時前に着きました。なお、やまなみ温泉バス停には清潔感のあるトイレや待合室もあります。
ここから徒歩ですぐのところに登山口があります。
登山口からすぐに山々しい登山道になります。山道は明瞭で道迷いはほぼないと思います。(地図は必携です)
このように至るところに、峰山の標識があります。標識通りに進みましょう。
少し進むと、休憩できるベンチも所々で設置されています。
ここで急坂の標識が出てきました。写真だと伝わりづらいですが、ここはかなり勾配のある坂で、足の踏ん張りがやや必要になります。また今回は下りでは通りませんでしたが、下り時は細心の注意が必要だと思います。
この急坂を登り終えると、ベンチとテーブルが設置されておりました。山頂方面に進みます。
山頂方面に進むと、密集した杉林が現れます。道なりに進みましょう。
杉林を出ると、石碑がありました。ここまでくると山頂はもうすぐです。
そして11時40分山頂に着きました。登山を開始して40分で山頂です。
山頂はこのように人が誰もおらず、貸し切り状態でした。
さあお待ちかねのコーヒータイムです。昼ごはんは他で食べることとしていましたので、お菓子だけにしました。コースは短いかもしれないですが、やっぱり山でのコーヒーは格別に美味しいです。どんな山でも山頂にたどり着いた人の特権ですね。
また富士山も少し見ることができました。登山で見るのは今年初です。前の武甲山の記事でも書いたのですが、山頂から見る富士山が好きです。できれば雲がない状態がよかったですね。
それでも今回は富士見目的ではなかったので後悔はなく、むしろ見れてラッキーでした。
峰山〜百笑の台所〜やまなみ温泉
12時15分下山開始です。下山は同じルートだとつまらないので別ルートにしました。
先ほどの杉林を下り、急坂の手前にある分岐点で大鐘方面に進みます。
大鐘方面はなだらかな坂道で、コース上に落葉がかなりあります。大月や道志山塊に似た特徴のある山道ですが、大月や道志と違うところは道が明瞭なところです。
山道を進むとゴルフ場が見えてきます。そのゴルフ場を横目に進むと、段々と日の当たる明るいコースになってきました。
すると、大鐘方面の登山口に着きました。
せっかくここまで来たので、蓮乗院というお寺を見学することに。
さあお菓子しか食べていないので、お腹が空腹です。ここでいよいよ下山後の楽しみ第一弾にしたいと思います。目指すは『百笑の台所』です。
蓮乗院から徒歩25分ぐらいのところに、『百笑の台所』はあります。やまなみ公園内(おそらく)を進みます。ここら辺はホタルが見れるそうです。
お待ちかねの百笑の台所に着きました。
ここの参鶏湯が絶品という噂は兼ねてより聞いていました。このために山頂ではご飯を食べず我慢してます。期待が高まっております。
石焼ビビンバや豆腐チゲもあったのですが、一番看板料理の参鶏湯を注文します。さらにお米は普通の米と酵素玄米(+110円です)を選ぶことができたので、酵素玄米にしてもらいました。
正解です。本当に美味しかったです。
まず参鶏湯は石鍋で出てくるのでずっと温かいまま食べることができます。写真のように湯気が立っており、スープもぐつぐついっています。冷えた身体に沁み渡りました。鶏肉はほろほろでスプーンで掬うことができます。味付けは優しくシンプルだけど深いというのでしょうか。とにかく絶品です。もちろんスープも全部飲み干しました。小鉢にある豆も味噌味でお米が進んでお代わりしたかったです。
ここはもうリピート確定ですね。参鶏湯以外にもたくさん種類があるので、次回は違う料理も食べてみようかなと思います。
なお、店内はウッド調の優しくオシャレなこだわりの感じる造りになっていました。薪ストーブやギャラリーもあります。
また、BBQ場やグランピング施設、テニスコートも併設されているので様々な用途で楽しめそうです。
さあお腹もいっぱいになって満足したので、下山後の楽しみ第二弾のやまなみ温泉に入るだけです。
百笑の台所からは徒歩10分ほどで着きました。
低木というか植栽が♨︎になっていました。なんかかわいいですね。
さてさて、温泉はと言いますと、まず脱衣所もそれなりに広くロッカーの数も多かったので、評価は高いです。泉質は評判通りかなり良いように感じました。ナトリウムを含んでいるのでお湯から塩味を感じます。これは指宿温泉と同じですね。
いやーそれにしても心身から温まることができました。やや狭いですが露天風呂もあり充実の温泉でした。
そして最後に風呂上がりのコーヒー牛乳です。
堪らないです。今回はビールは飲みませんでしたが、コーヒー牛乳でも全然大満足できますよね。
「食」「温泉」ともに大満足の藤野・峰山を堪能し15時44分のバスに乗り、帰宅の途につきました。
終わりに
この峰山登山の組み合わせは、登山以外の充実度も高くかなりおすすめできるコースです。
特に初心者の方や、これから登山を始めたいと思っている人に案内するにはとてもいいのではないかなと思います。
山道を歩き自然を感じることができ、美味しいご飯も食べ、最後に温泉で温まる。思い返してもここまで質の高い三拍子揃ったコースは中々ないような気がします。
やまなみ温泉から峰山までの登山道に物足らないのであれば、相模湖の石老山から繋ぐこともできるので、バリエーションも豊富です。
私も次回は相模湖から行ってみようかなと思ってます。
藤野は都心からも1時間ぐらいで着きますし、人もとても優しかったです。また色々な文化を取り入れているのも好感が持てます。また訪れたい街の一つになりました。