30代怠け者の登山とカレー記録

登山とカレーが好きです。また登山後の温泉やご飯など、そういうちょっとした贅沢も好きです。

【鹿児島旅行】開聞岳登山【百名山】

前回の霧島神宮・山神社参拝の翌日には開聞岳登山をしました。

前回の記事はこちらです。

 

chelseayama.hatenablog.com

 

指宿市にある開聞岳

開聞岳指宿市にある日本百名山の一座で、標高は924mの単独峰です。富士山のような非常に美しい形をしており、思わず色々なところから写真を撮りたくなります。なお筑波山に次ぐ標高の低さですが、岩場ありロープありと登りごたえは中々あります。しっかりとした登山装備で臨みましょう。

また開聞岳がある指宿市には、「日本最南端の駅」西大山駅があることでも有名です。

開門岳登山

宿泊は指宿シーサイドホテル

では開聞岳登山の記録を書いていきます。

霧島神宮参拝後、レンタカーで指宿市まで向かい、指宿シーサイドホテルに泊まりました。

シーサイドホテルの温泉は、源泉かけ流しで塩分を含んでいたので、おそらく海底から引き上げているのかと思います。湯加減はやや熱かったですが質の良い熱さです。身体の内側から温まることができました。露天風呂はありませんが、大浴場は洗い場・浴槽ともに広くとても満足しました。

温泉で英気を養い、翌朝から開聞岳へ。

いざ開聞岳

登山口〜2.5合目

翌朝、天気は快晴で絶好の登山日和です。登山口に向かう道中でも立派に開聞岳が見えてきます。綺麗な形をしている単独峰ですね。富士山型というのでしょうか。

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登山口の駐車場は、かいもん山麓ふれあい公園の駐車場を使用します。トイレはふれあい公園内にしかないので、ここで確実にしておきましょう。

登山口から2合目まではパターゴルフ場を突っ切りその後普通の道を進みます。

2号目に到着。

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ここからようやく山らしい道になってきます。

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奥多摩や大月にはない樹林帯です。この時期でも湿気がややあり、早い段階で汗をかきました。

2.5合目に到着。

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2.5合目〜5合目

2.5合目から5合目までの山道はあまり眺望は臨めませんが、冬でも木々が生い茂っていて力強さ生命力を感じます。

このような感じです。

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5合目に到着すると、この日初の素晴らしい眺望が待っていました。

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桜島もバッチリ見えており、噴煙を上げています。

 

5合目〜7合目

開聞岳の素晴らしいところは、コースの様相が徐々に変わっていくことです。

5合目からは石や岩が多くなっていきます。特に5〜7合目は岩と樹林が合わさった魅力的なコースになります。私がよく出没する奥多摩や大月では見られないですね。

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そんなこんなで7合目に着きました。

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7合目〜山頂

7合目からは風通しがよく、湿気も感じなくなりました。岩もごつくなり、濡れていると少し滑りますので注意しながら進みましょう。またロープや梯子がコースに現れてきますので、本当に変化に富んだコースですね。

7合目を少し進んだところに、仙人洞という空洞がありました。説明書きを読むと、どうやら開聞岳の噴火によりできたそうです。

開聞岳も大昔は活火山だったんですね。

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そして8合目に着きました。

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この先、ロープがあります。登りではロープは使うと登りにくくなりますが、下山時はあることで不安定な場所でも三点確保を確実にとることができ安心できますね。

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9合目に到着です。

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美しい湾が見えました。これは東シナ海だそうです。近くにいた親切なおじさんが教えてくれました。また、風が強い日ほど湾に白波が立って、それがまた美しいそうです。

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そして最後に梯子が見えてきました。

これを登れば山頂も近いです。

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遂に開聞岳山頂に着きました。

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最高の景色です。

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ここで前日にNOELで買ったドリップコーヒーを淹れ昼食を食べることに。山頂でのコーヒーは堪らないですね。本当にこれがいつも楽しみです。

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chelseayama.hatenablog.com

NOELは前回の記事をご参照ください。

 

下山後の楽しみ編

開聞岳は一つのコースしかないため、必然的にピストンルートになります。なので下山記録は割愛したいと思います。

さてさて、下山後は玉手箱温泉に行くことにしました。これがまた堪らなくいい温泉です。ただその前に、日本最南端の駅に行ってみたかったので、西大山駅に寄ることにしました。

そして夜ご飯は、指宿市でも評価の高い青葉へ。

日本最南端の駅

西大山駅は道の駅久太郎がすぐ近くあり、こちらも是非寄ってみて下さい。ここの安納芋がものすごく美味しいです。甘くてねっとりしていて質がすごく良い。本当におすすめです。

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玉手箱温泉

さて、西大山駅で写真も撮ったのでお待ちかねの温泉です。

開聞岳登山口のふれあい公園管理事務所で、山バッジを購入したのですが、思いがけず玉手箱温泉の割引券が置いてありました。確か二人で820円とかになります。これが決定打となり、玉手箱温泉に行くことにしました。

玉手箱温泉は露天風呂しかありません。ただ眺望は一級品です。前方には海が広がり、右側には開聞岳、左側には長崎の鼻が目の前に見えます。また泉質も指宿温泉だけあって頗る良し。こちらの温泉も塩っけがあり、身体の芯から温まりました。

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夜ご飯は青葉

玉手箱温泉を出た後は、夜ご飯を食べに青葉というお店に向かいました。

tabelog.com

ここは指宿の郷土料理が食べれるお店で、落ち着いた雰囲気でした。お腹がかなり空いていたので、温たまらん丼、カツオの叩き、チキン南蛮を頼むことに。どれも美味しく、特にカツオは身が閉まっていて肉厚。本当に美味しかったです。東京でこの質のものは中々食べられないのではないでしょうか。あとやっぱり安納芋美味しいです。小鉢に入ってましたが、その美味しさと甘さに感動しました。

やっぱり旅行では、その地場の美味しいものを食べるのが一番ですよね。

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開門岳登山まとめ

以上が開聞岳登山の記録になります。

開聞岳は変化に富んだコースであるにも関わらず、危険箇所も少ないので初心者でも装備をしっかりしていれば問題ないと思います。

夏場は行ったことないですが、やはり標高が低いので暑さが気になります。行くなら冬から春先がベストだと思います。

またアクセスについてですが、電車は本数が少なく最寄駅からも登山口までは結構遠いです。レンタカーの場合、下山後の行動の幅が広がりますので、やはりレンタカーで行くことがおすすめです。ただ特急指宿の玉手箱にも乗ってみたかったです。